旅行日記(恐怖の戸隠山登山)
8月11日
いよいよ戸隠山への登山日。
僕は危険な山というのは聞いていたので
雨が土砂降りにならないかと願っていましたが
願いむなしく↓心が重いまま登山口へ向かう。
天候:曇り霧混じり
メンバー:オッサン二名
まずは戸隠神社奥社までの道のり
杉の大木が並ぶ林道を抜け
奥社に到着。
登山の安全を祈願して
いざ出発。
いきなり急斜面をジグザグに登る。
登山初心者の僕にはここですらキツかった。
すると岩の斜面が!
こんな所登るのかよ!と思いつつ
ここから先が恐怖の始まりだったと後で気づく・・・
何とかアップダウンがあるものの山道を進む
すると4m程の鎖場が現れた(鎖場:斜面がキツイので鎖を頼りに登る場所)
これぐらいは何とかパスして前に進む
すると雨宿りできる岩の壁が現れた。
言わばサーフィンでチューブになる手前のような感じです。
そして、いつ上から石が落ちてきてもおかしくない
道を進み
また10m程の鎖場が現れた。
鎖から手を滑らせれば下は崖。
ほぼ必死であった。
次の難所は30mの鎖場!
怖さで覚えていません。。。
しかも 数箇所の鎖場でさらに恐怖をあおるプレートが置かれてあるのです。
「●●さん 安らかにお眠り下さい」
!!完全にこの登山に失敗したと思うほどです。
そして、1番ヤバイ鎖場
15mのほぼ垂直 下は崖
これもまた登った記憶はありません。。。
難所を登りきり少し進むと・・・
言葉すらでない超難所
「蟻の塔渡り」
登山口で貰った案内マップには
「自信のない人はここで引き返すこと勇気を出して決断」
と書かれてある。
しかし、ここまできた道のりを思えば引き返す方が怖い
進むしかない!
恐る恐るトライする。
幅40cm~1m 距離35m 下は100m以上の崖
落ちれば完全に死ぬ。
幅があるところはハイハイ状態で
細いところは馬にまたがるように進む
常に三角木馬状態であった。
この1枚の写真を撮るので精一杯であった。
僕はこの尾根にまたがりこう思った。
「二度と来るか!!」
何とかビビリながら渡ることが出来た。
↑途中で知り合ったオッチャン 立って渡っているの見るのも怖いほどです。
ここから山頂 戸隠山1904mへ行き下山。
下山もかなりハードでした。
約9時間掛かりました。
でも本当に無事に下山できて良かった。
この山を制覇した感想。
二度と登るか!しかし、生きているという実感はしました。
みなさんにはオススメしませんが!もし登りたい人は
道具や山のことをよく知ったうえで登って下さい。
僕は登山初心者でしたが、コースは上級コースです。
僕はこのコースが上級者コースだと山頂で知りました。
でも良い体験でした。
二度と登るか戸隠山!!